8月3日で法人成り1周年を迎えることができました。仕事を進める上で、また、会社を運営する上で、これまでとは比べ物にならないほど多くの方にお世話になりました。心より御礼申し上げます。
法人成りのきっかけは、お客様に仕事を提供する上で、安心感を与えたいという思いからでした。しかし、当時描いていた「安心感」は印象の域を出ず、個人とは異なり気軽にやめることができない法人のほうが安心に違いない、という程度のものでした。では、なぜ気軽にやめることができないのか、「安心感」の源泉を何と考えたのか、新人経営者として学んだこと、忘れたくないことを書きたいと思います。
殆どの経営者には当たり前のことですが、法人と個人は、完全に分離されています。会計が完全に分離されているのはもちろん、日々の活動の全ては、法人としての基準で判断します。個人の感情を優先していることはないか、法人として客観的に判断できているか、適切な時間軸(短中長期)で判断できているか、常にレビューを繰り返します。所詮経営1年生の判断ですから知らないことは果てしなくあり、誤っていることも頻繁にあります。この時に、これまでの人脈や新たに繋がったプロの中から信頼に足る人をみつけ、意見を柔軟に聞きつつ判断軸をもって評価することが大事だと実感することが多々ありました。また、法律や理論は拠り所でもありますから、なるべく背景を踏まえ、応用できること。
どんなに小さな会社であっても、会計処理や日々の判断にガバナンスが効いていること、これにより法人として責任ある行動や事業継続につながること、これが安心感の源泉だと考えます。もちろん、仕事をする「個人」の信頼は言うに及ばず。
このように考えが変わってきたことで、直接サービスを提供しているお客様にも新たな価値をお届けすることができれていれば、無上の喜びです。
改めて、仕事を通じて関わった全てのひとや組織に育てていただいたことに、心より感謝しております。全力を尽くしてまいりますので、引き続き宜しくお願いいたします。
また、このような駄文を最後までお読みくださり、ありがとうございます。
キートス!